ソフトバンクの説明会にいったとき、すごく後味の悪い想いとともに会場を後にしたことがある。その時に流れたムービーでコンピューターが人間を超えた未来を描いていたからかもしれない。
コンピューターが加速度敵に進化して人間の知能を追い抜く時代がだいたい2045年くらいじゃないか、そんな議論を整理したのがこの本。例えばトレーダーの仕事や弁護士の判例検索の仕事などがコンピューターに代替されていくだろうという話。
渉外弁護士の友達の話をきいても、判例検索の仕事は特に若い弁護士の仕事の多くのウェイトを占めているのではないかと感じる。自分の場合でも、一年目の窓口業務は、PCで的確なところに即メールを転送したり、発注元からダイレクトに仕事を担当する人にメールを送ることは今でもできると思う。また、締め切りをしらせる機能とかもアラートとか、いろいろと今ある技術でもカバーできるものが多いだろうなと。
本の中でこれからのスキルとして重要なのは経営、IT、英語だとふれられている。結論自体は新しくないが、2045年問題について説き起こされていることから、入門書として良いと思う。同じテーマをあつかった本にタイラーコーエンの大格差があり、ここでもコンピューターと会話する能力としてプログラミング能力の重要さが紹介されていたと思う。
本書の後半で政治について言及があったり、予算編成をプログラミングに任せるという提案が出てくるのが面白かった。PCが進化すると費用便益分析とかはサクサクできるようになるんじゃないか。ただ、政策判断の決定は今も、おそらく、これからも価値判断の問題が残り、この部分はなかなか計算だけで割り切れないのではないかと思ったりもした。
法律の勉強を進めて自分の価値判断の力や説明力を高めること、プログラミングを身につけて省内のIT化を進めていくことは重要なことなのではないかと思った。
0 件のコメント:
コメントを投稿