収奪的制度、すなわち独裁者や特定のグループのみに富が集中するような制度がある国はイノベーションなどを生み出しながら持続的に発展することがむずかしく、また、自由な市場が整備されていることが国の発展には不可欠であるということを、豊富な国の歴史を引用しながら説明した本。国が発展するためには、包括的制度と、自由な市場経済の両方が必要だとしている。北朝鮮と韓国やアメリカとメキシコなどを比較しながら、国の経済的成長を決めるのは文化や地理や指導者がとる経済政策以上に、その国の制度であると主張する。
本書の中には日本も含め様々な国の歴史が紹介してあり、歴史の本としても面白い本だと思った。ただ、筆者の一人がトルコ出身ということなので、トルコの歴史についても紹介して欲しいところ。
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